入場時に、入場者特典としてステラのピンバッジという豪華プレゼントをゲットし、みんな嬉しそうです。会場はほぼ満員。アーニャやロイドさんなど登場人物のコスプレをして参加している熱心なファンもちらほらと見受けられます。
日本では公開後4週連続動員No.1を記録し大ヒットでしたが、こちらニュージーランドでも期待度の高さが伝わってきました。
映画は、登場人物たちが本当に個性豊かで魅力的で、みんなのことが大好きになってしまう映画です。会場があったかーい気持ちで見守るシーンや、爆笑で包まれる笑えるシーンも盛りだくさん。アーニャの変顔のバリエーションが豊かすぎて、何度も声を出して笑ってしまいました。みんながアーニャの虜になる理由がよくわかります。同じくらい、スリルも満点で、息をのんで見入ってしまうシーンの臨場感は大迫力。特にヨルさんのアクションシーンは圧巻です。観ていて飽きる時間が1秒もない、最高のエンターテイメントでした。例え仮初で、家族全員が正体を隠しているとしても、お互いに信頼しあって、助け合う、一緒に過ごす時間を大切に思える関係性が素敵だなあ、案外ひょんなことから自分にとっての良きパートナーや仲間をつくることができるんだろうななどと、ストーリーが終盤に向かうにつれて考えていました。
エンドロールで流れる星野源の『光の跡』がしんみり心にわたっていたところ、映画館が明るくなりみんな立ち上がって帰り始めてしまったので、驚きました。え、最後まで聴かないの?!と。これはニュージーランドでは当たり前らしいです。エンドロールで色々感想を頭の中で巡らせたりする時間が個人的にはすごく好きなので、ちょっとショックでしたが、会場にいた他の皆さんの満足そうでニコニコしている顔をみたら、こうして日本のカルチャーが世界の人たちに愛されているのは、日本人としてもうれしいなあ〜という気持ちになりました。
実は私自身、SPY×FAMILYを観るのはこの劇場版が初めてでした。これまでのあらすじなどは全く知りませんでしたが、敢えて、なんの予備知識もなく観ることにしました。アニメスタートの劇場版となると、初心者はどうしてもハードルを感じて、まずはアニメを観てからではないとなあなどと映画館への足が遠のいてしまいがちですが、同じようにアニメ観てなかったし、マンガも読んでないし、楽しめるか不安だなーという方に朗報です!何の問題もなく映画を100%楽しむことができましたし、観終わった後にアニメや漫画を読みたくなりました!
『劇場版SPY×FAMILY CODE: White』、映画館の大きい画面と音響で楽しむのが最高だと思うので、是非この機会に映画館へ行ってみてください!
書き手:さくら