実りの秋。夏のアクティビティが盛んなニュージーランドですが、秋冬にも楽しめることはたくさんあります。
ずっとやってみたかったこと、気になっていたけれどはじめるチャンスを逃してきたことありませんか。新しいことにチャレンジすることは、人生に彩りを与えてくれます。日々の暮らしがより楽しくなること、世界がより広がること、新しい自分に出会えること、それはとても素敵なことです。
この特集では、ニュージーランドならではのこと、ニュージーランドでもできる日本のお稽古など、様々なジャンルで初心者でもはじめられる習いごとやアクティビティをご紹介します。
思い立ったが吉日。今日からはじめてみましょう。
体を動かそう!
Yoga ヨガ
季節の変わり目になると、なんだか体調が優れなかったり、疲れやすかったりしませんか。暑い夏から涼しくなりはじめ、気候や日照時間、気圧などの変化に、身体が影響を受けやすい時期。
ゆっくりと深呼吸をして、身体全身を使い、身も心もリラックスするのにぴったりなのが、ヨガ。初心者でも、誰でも参加できるヨガレッスンをご紹介!
1日の始まりに身体を動かせば、精神的にも身体的にも健康に。Sir Edmund Hillary Library主催で月に1回土曜日の朝に行われ、参加費は無料。
Women’s Morning Yoga
場所:Sir Edmund Hillary Library 3階会議室
209 Great South Road, Papakura, Auckland
日時:4月20日、5月18日、6月15日 10:45am-12:30pm
持ち物:ヨガマット(必要があればブランケットも)
WEB:facebookにて「Women’s Morning Yoga」で検索
Kendo 剣道
日本を離れていても、日本の伝統文化、武道の稽古を受けることができる環境がニュージーランドには整っている。ニュージーランドには剣道の道場が、インバーカーギル、クライストチャーチ、ネルソン、ウェリントン、ハミルトン、オークランドなど合わせて10箇所あり、今回はオークランドのノースショアにある「North Shore Kendo Club」をご紹介。
六段保持者Jason先生が2004年に設立し、今年で20年目となる。当時はニュージーランドには道場も指導者も少なく、剣道を始めるのには難しい環境だったが現在は30人ほどの生徒が在籍し、世界剣道選手権大会の代表選手も多数輩出している。
稽古は、週3回。自分の都合に合わせて出席できる。年齢、性別関係なく初心者から受け入れ可能。子どもも大人も一緒に稽古する。稽古の内容はその日の参加メンバーによって決まるが、基本的に、ウォーミングアップ後に素振り、技の練習、かかり稽古、地稽古と進んでいく。大会前であれば、試合に向けた練習を行うが、段位審査前であれば、技の細かな練習など各々の目標に合わせて指導を受けることができる。3〜4ヶ月に1回、道場内で初心者も参加できる大会を開催。試合形式に慣れ、次回以降の稽古で何に重きを置いて練習すれば良いかを考える機会を設けている。
クラブ内で指導も担当している五段保持者の黒田さんは、「新しくはじめる人たちを育てていこうとクラブのメンバー皆で協力しながらお互いの知識を共有しあっています」と話す。和気あいあいとした空気と程よい緊張感が両立した風通しの良い道場、ぜひ見学に行ってみよう。
North Shore Kendo Club
場所:Murrays Bay Intermediate School Gym
37 Sunrise Avenue,Murrays Bay,Auckland
日時:水・金19:30~21:00、日15:00~17:00
料金:1レッスンごと、もしくは月払い
問合せ:jasonohnz@gmail.com
※Jason先生宛に、メールまたはFacebookメッセンジャーで希望参加日、年齢、剣道の経験の有無をご連絡ください。
Karate 空手
Japan Karate Association New Zealand(JKANZ)の本道場で指導にあたりチーフインストラクターを務めるカール(Karl Naoroji)先生にお話を伺った。
1980年から日本空手協会(JKA)で空手を始めて今年で44年。1999年にニュージーランドに移住し、オークランドに道場を設立するまでの多くの時間を日本とインドで修行を積み重ねた。空手との最初の出会いは「燃えよドラゴン」のブルースリーを観たこと。秋田県本荘市の道場に稽古に訪れて、空手の教えに惚れ込んだ。現在も定期的に日本を訪れている。現在、JKANZのチーフインストラクターであり、JKA本部に代わって昇段審査と資格認定を行うニュージーランド唯一の公認審査員である。
カール先生は「空手で最も重要なことは、規律を守ることです。心身ともに、困難に立ち向かう力を養う必要がある。そして、道場内での“先輩後輩”の関係性を大切にしています。いつでも基本に立ち返り、何度も繰り返し毎日練習することが不可欠です」と語る。
JKANZの大きな特徴は、JKAの体系に沿った指導を行い、指導員の育成にも力を入れているところだ。黒帯以上のメンバーは、初心者の稽古の指導を行い、審査員としてのスキルも学んでいる。教えることは指導員にとって学びの機会だとKaul先生は考えている。自分が習得したことを、他のメンバーにも伝えることは非常に重要だ。相手に教えることで自分の欠点に気づくことができるし、自分ができないことを人に教えることはできないからだ。
メンバーは老若男女さまざま。稽古は7歳以上から参加でき上限年齢はない。 コックルベイのメイン道場では、級と段のレベルによってクラス分けされ、インストラクターとカール先生から丁寧な指導を受けることができる。
また、ニュージーランド国内の道場のメンバーが集う合同合宿を年に2回開催。さらに毎年、日本のJKA本部から外国人指導員を招待し空手技術の向上を図っている。今年5月には、小倉泰典副師範が指導に訪れる。この研修(合宿)は、メンバーであれば誰でも参加できる。
ぜひ、地元の人と一緒に空手の素晴らしい世界を体験してはどうだろうか?
Japan Karate Association New Zealand
各道場の情報は公式ホームページをご確認ください。
WEB:https://www.jkanz.org
Chorus コーラス
腹式発声でストレス発散はいかが?
歌うことが好きな人たちが集まっているオークランド日本人女声コーラス さくらをご紹介。
定番の合唱曲からクラシック、ポップス等ジャンルにとらわれずに選曲し、いつも和やかに練習している。練習後はお茶と雑談で、楽しい時間を過ごしている。
会員、ピアニストは随時募集中。
練習は月2回 第2、4土曜日 夜7:30~9:00ノースショアで行っている。トライアルもできるのでメールでお気軽に問合せてみよう。
日本人女声コーラス SAKURA
問合せ:sakuranokai-nz@hotmail.co.jp
FB:https://www.facebook.com/sakura.choir
IG:https://www.instagram.com/choir.sakura/
WEB:https://sakuranokai-nz.wixsite.com/sakura