エスニック・コミュニティの活動方針について

ニュージーランドの防犯情報 LIFESTYLE

ニュージーランド警察は多様なエスニック・コミュニティの安全ニーズを満たすための警察業務方針を改定しました。この方針では警察が地域住民や他の機関と密接に協力し、エスニック・コミュニティにおける犯罪や被害への恐怖を軽減する方法を定めています。

エスニック・コミュニティとはヨーロッパ大陸、アジア、中東、アフリカ、ラテンアメリカ出身であることが定義され、ニュージーランド総人口の約20%を占め、200以上の民族と170以上の言語が存在します。

重点分野

  • ニュージーランドの民族人口を反映させるため、警察内のエスニック出身の職員を増やし維持する
  • 文化的理解と能力の向上
  • 情報収集、記録、分析、共有の改善
  • 適切な支援と最新の情報を提供することで、犯罪被害者に効果的な対応をする
  • エスニック・コミュニティと協力し、被害や犯罪を繰り返す問題に取り組む
  • 地域の声に耳を傾けそれに応えることでエスニック・コミュニティの信頼と信用を築く
  • エスニック・コミュニティの人々の長期的なウェルビーイング(健康、幸福、福祉)を向上させるために、民間団体や政府機関と友好な関係を組む

改定された業務方針は多くの疎外されたグループを含むエスニック・コミュニティにより良い結果をもたらすことを保証するためのものです。この方針ではニュージーランド警察すべての職員が、エスニック・コミュニティへのサービスを改善する責任を負います。

上記の7つの重点分野があり、「最前線の強化、コミュニティの安心、根本的な警察活動の強化」という「我々の警察実務」の優先事項に沿っています。この重点分野に関連する活動は、組織全体のあらゆる任務で実施して我々の能力を向上させることが目的です。

これらの重点分野は、エスニック・コミュニティ出身の職員と異文化能力の向上、被害を減らすための制度と対応の改善、そしてエスニック・コミュニティと連携し、彼らのウェルビーイングを支援することも含まれています。

前回の活動方針の成果にはターバンやヒジャブなど多様なバックグラウンドを持つ人々の参加を促す制服の導入、重大事件や国家安全保障上のリスクへの対応、地域社会がニュージーランド警察と連携して近隣の犯罪や被害に対処できるよう支援することなどが挙げられます。

警察業務能力を高め、エスニック・コミュニティの人々によりいっそう広範なサービスを提供するために、改定された活動方針から得られる成果を共有できることを期待しています。

詳しくは下記ページをご参照ください。
https://www.police.govt.nz/about-us/publication/new-zealand-police-ethnic-strategy-working-together-ethnic-communities 

身近なトラブルに関する問い合わせは
ニュージーランド警察(エスニックサービス)まで

遠藤 貴司 – Takashi Endo(Ethnic Liaison Officer)
E-mail: ethnicauckland@police.govt.nz

遠藤 貴司 - Takashi Endo(Ethnic Liaison Officer)
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