ワーホリ女子のアベルタスマンツアー体験記

ワーホリ女子の アベルタスマンツアー体験記 AREA GUIDE

マナハウにあるAbel Tasman Kayaksの「Two Day Tiki Tour」に参加しました。こちらのツアーは、1日目はトレッキング、2日目にカヤックの1泊2日のプラン。他にも日帰りのカヤックのみのツアーや、ガイド付きのトレッキングツアーなど、複数のプランがあるので、それぞれの目的、予算に合わせてツアーを選ぶことができます。(ツアーごとに期間が異なります)

1日目:アベルタスマンの美しい海も一望できるトレッキング

Abel Tasman Kayaksのオフィスに8:15集合。チェックイン後、トレッキングコースのレクチャーを受け、水上タクシーでTotaranauiまで移動、1日目は宿泊先までのトレッキングです。宿泊するAwaroa Glampingを目指し歩きます。TotaranauiからAwaroaまでの距離は約5.5km、所要時間は2時間ほど。急がずのんびり歩き進めることができます。ただ、潮が引いている間に入江を渡る必要があるので、その時刻だけ忘れずに。干潮時刻の前後2時間が横断できそれを逃すとAwaroaにたどり着けません!朝のレクチャーで目安の時刻を教えてもらうことができます。

スタート最初の20分ほどが、いちばん大変でした。しかし、これを乗り切ればその先はずっとなだらかな道が続くので、ご安心ください。少し頑張って登るとアベルタスマンの美しい海を一望できる地点もあります。休憩しながら楽しみましょう。山の中は、鳥のさえずりと、波の音が聞こえてきて心も体もリラックスできます。

1時間ほどで、Goat Bayに到着し、日陰で30分ほど休憩。海はとても穏やかで透き通っています。さらに歩くこと1時間でWaiharakeke Bayに到着します。ここから入江を渡るとAwaroa Bayに行くことができます。

この日の干潮時刻は15時5分。すでに潮は引き始めていたので、持参したお昼ごはんを食べて休憩したのち、すぐに歩き始めました。完全に引き切っていないので膝下まで浸かりながらの横断です。ぜひこれは多くの人に体験してもらいたい!自然の不思議を体感できる貴重なチャンスでした。後ろを振り向くと先ほどまで海水が残っていたエリアも完全に水が引いている光景を見て、初めて月の引力が働いているという説明の意味が少しだけ分かった気がしました。

入江を渡り終えた先の、Awaroa Hatで、ひと休憩。ここから30分ほどで1日目の目的地Awaroa Glampingに到着。出発前には、グランピング先までの道のりがわかりにくいからと水上タクシーのドライバーが、目印を教えてくれました。おかげで無事に迷うことなくたどり着けました。

夜はグランピング施設で特別なひととき

Awaroa Glampingは、MikeさんとBrigitさん夫婦が運営している小さなグランピング施設です。共同のシャワールームと居間があり、とても綺麗で居心地が良く、2人がこだわって作り上げた空間だと感心しました。

夜ごはんは手作りの薪窯で焼き上げたピザをいただくことができます。これが絶品!ベジタリアン向けのメニューも用意されており、ワインやビールなども注文できて、他の宿泊客の皆さんと共に夕暮れ時に贅沢な時間を過ごすことができました。

ここは9年前にオープン。二人で家も建てたそうです。Brigitさんは日本語の先生をしていた経験があり、日本語で話しかけ暖かく迎え入れてくれました。日本が大好きで10回以上旅行で訪れたそうです。食事が終わり日が暮れてからは、リラックスタイム。 Mikeさんとボードゲームをしたり本を読んだり、ぼーっと外の景色を眺めたり…。私たちは明日のカヤックに備えて早めの就寝。テントの中はシンプルですが快適でした。ただ、虫除け対策は必須です。虫除けスプレー、痒み止めなどを必ず持参してください。

2日目:自然と一体になれる感動のカヤック体験

朝ごはんはシリアルとヨーグルト、トーストなどを用意してもらい、他の宿泊客の皆さんと一緒にいただきました。ドイツ人のカップルはキャンピングカーでニュージーランドを周っていると話してくれました。車で旅を続けている人たちに、何度か会いましたが、それぞれ車の荷台を工夫して簡易的なキッチンや寝床を作っていて、とても参考になります。わたしもいつかやってみたい!

朝食の後は集合場所のAwaroaビーチまで歩いて向かいます。干潮で歩けた昨日の入江が、全く違う光景になっていて驚きました。ボートでないと渡れないほどの深さになっていたのです。

カヤックツアーに参加したのは、わたしたちを含めて4組。カヤックの乗り方、漕ぎ方のレクチャーを受けていざ海へ。

まず、Awaroa Bayから出発。2人乗りのカヤックの後席の足のペダルで舵を取ることができます。手漕ぎボートの要領でなんとかなると思っていましたが、あまり運動センスのない私は、苦戦しました。漕いでも漕いでもなかなか思うように進みません。 他の3組はカヤック経験があるらしくスイスイ進むので、ついていくのに必死でした。インストラクターが、ずっと励ましてくれたのが本当にありがたかった!キーウィ(Kiwi)※は褒めるのがとっても上手です。彼女はここで働くことを心から楽しんでいて、最高な仕事だと話していました。日々新しい発見があって、お客さまの質問から学ぶことがたくさんあり、飽きることがないと。ツアー中はアベルタスマンの生態系や自然についてずっと解説をしてくれていたのですが、漕ぐことで精一杯な私は集中して話を聞くことができず、これは残念でしたが、もう一度、参加する良い口実となりました!

浅瀬だけでなく、かなり深くて波も高いところへも進んでいきます。岩と岩の間を抜けて行ったり、アザラシの群れの横を通ったり、カヤックでないと入っていけないようなエリアにも連れて行ってくれました。これぞ、アドベンチャー。しばらくの間、静寂の中で、プカプカ浮いている時間は、驚くほど神秘的で、自然の美しさを全身で感じ、人間は自然の一部であるのだ、自然とともに生きていくことが人間らしくあるために必要なことなんだと感じました。

漕ぎ始めて2時間ほどで休憩のためにビーチに乗り上げてお昼ごはんを食べました。2日目のお昼ごはんは提供されます。サンドウィッチとキャロットケーキ、フルーツ、さらにコーヒーまで!美味しくいただきエネルギー供給。残りの2時間を頑張るパワーが蘇り、なんとか最終の目的地まで辿り着くことができました。

多くの人に体験して欲しいおすすめのアクティビティです。チャンスを見つけて、ぜひどうぞ!

※ ニュージーランド人を親しみを込めていう言い方の一つ、愛称

Abel Tasman Kayaks 
【所】Abel Tasman Kayaks 273 Sandy Bay Marahau Rd Marahau, New Zealand
【Web】https://www.abeltasmankayaks.co.nz/

Awaroa Glamping
【所】53 Awaroa Inlet Awaroa Bay Takaka 7183
【Web】https://awaroaglamping.com/

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