イチゴ Strawberry
日ごとに強くなる日差しの下、サマーフルーツが次々と旬を迎える季節になりました。特に12月はストロベリー・ブルーベリーなどベリー系の果物が豊富に出揃う時期。太陽と大地の恵みを得た美味しい果実をたっぷり味わいましょう。郊外にでればストロベリー・ファームが各地にあるので、イチゴ狩りに出かけるのもこの時期ならではのお楽しみ。収穫したばかりの赤い実の魅力的なかぐわしさと味は絶品ですね!
イチゴは美味しいだけでなく、栄養も満点。豊富に含まれるのはビタミンC。イチゴ6~7粒で1日に必要なビタミンCの量を摂取できますし、何よりも嬉しいのが美肌効果です。 ビタミンCは肌の弾力を保つコラーゲンの生成に欠かせない成分で、ハリ・潤い・弾力を保つ効果が期待できます。アントシアニンも含まれていて、メラニンの生成を抑制する働きがあり、シミ・そばかす予防にも期待大です。
また、一緒に摂取するとさらに嬉しい効果のあるもの・相性の良い食べ物のなかに、ハチミツがあります。イチゴとハチミツの両方に豊富に含まれるカリウムを摂取することで、余分な水分の排出が促され肩こりやむくみが改善される効果が期待できます。その他にも睡眠の質を上げる効果もあるとのことですので、ニュージーランドの美味しいハチミツと一緒に味わってみてはいかがでしょうか。
暑い日のおやつに食べたい涼菓、フルーツたっぷりの牛乳羹
サマーフルーツを閉じ込めた牛乳羹は、夏のおやつにピッタリ。粉寒天やアガーパウダー(アジア食材店で購入可)を使って手軽に作ってみましょう。フレッシュフルーツ、缶詰のフルーツ共に使えるので、お好みに応じて組合せを楽しんでください。これから出てくるチェリーやブルーベリーも美味しいです(チェリーを使う場合は種を抜くと良いでしょう)。スライスしたフルーツを型の底と周りに付けてから寒天液を流すと出来上がりが華やかな姿になります。ご家庭にあるタッパーウェアや、小さめのパウンドケーキ型などが使えます。
寒天液は常温ですぐに固まりますが、冷蔵庫で冷やすといっそう美味しくなります。さっぱりとした甘さなので、カットしたらハチミツ・練乳(コンデンスミルク)・ゴールデンシロップなどをかけてどうぞ。
材料(700ml〜800ml分)
粉寒天またはアガーパウダー:4g
水:100ml
牛乳:350ml~400ml 人肌よりやや熱めに温めておく
砂糖:大さじ5、 または砂糖大さじ2+練乳80g(大さじ4)
お好みのフルーツ:250g~300g
作り方
❶フルーツは飾り用にスライスして、容器の底と側面に貼りつけておく。
❷鍋に、粉寒天(またはアガーパウダー)と水を入れ、良く混ぜてから火にかける。 混ぜながら沸騰したら、中弱火にして(ごく弱い沸騰状態を続けながら)あと1~2分混ぜながら加熱する。
❸砂糖を加えて混ぜ、(練乳を入れる場合は練乳と)温めた牛乳を少しずつ加えながら混ぜる。
❹❸の寒天液を、❶の容器のフルーツ同志を繋ぐように、1cmほどの深さになるように注ぎ入れる。
❺残りのフルーツを適当なサイズに角切りにして、残った寒天液に加える。それを容器がいっぱいになるまで注ぎ入れる。
❻粗熱が取れたら、ラップをして冷蔵庫で半日~1日冷やす。
❼取り出すときは、容器の縁にそって軽くナイフを入れて側面に空気が入るようにする。 まな板の上に容器を逆さにして取り出し、包丁で切り分ける。 お好みで、ハチミツ・練乳・シロップなどをかけてサーブする。
*牛乳の量で食感を調整:生のフルーツをたっぷり使う場合は、牛乳は350mlにして少し固めに仕上げると、カットするときに楽です。 フルーツ少なめにするなら牛乳を400ml(またはそれ以上)にすると柔らかめの食感が美味しいです。
佐々木由美さん
料理家ワナカでローカル向けの和食料理教室を毎月開催して今年で14年目。地元だけでなく北島・南島からの参加者もいる教室は今やワナカのアクティビティの1つに。NZの旬を取り入れ、日本の文化や風習とともに紹介する季節のレシピを軸に、遊び心ある融合スタイルも提案。ベジタリアン・オプションやグルテン・フリーにも対応。宿・ささの木も経営する。
【Web】japanesedinnertable.blog.fc2.com
【FB】Japanese cuisine cooking class @wanaka
【IG】yumi.matcha.wanaka