気をつけよう 薄毛を招く習慣

2020年12月号掲載

どんな人でも経験する可能性のある薄毛。薄毛のタイプ３種類の解説と予防法をお伝えします。

男性特有のAGA（男性型脱毛症）

男性型脱毛症（AGA ／Androgenetic alopecia）とは、男性ホルモンのジヒドロテストステロンによって髪の成長が妨げられ、ヘアサイクルと呼ばれる生え代わりの周期（特に成長期）が短縮されることによる薄毛です。細く短い毛が増えて薄くなります。

女性特有のFAGA（女性男性型脱毛症）

女性男性型脱毛症とも呼ばれるFAGA（Feamel Androgenetic Alopesia）は、ストレスや出産などの原因で女性ホルモンが減少し、男性ホルモンが多い状態となり、抜け毛が促進されてしまいます。

丸い脱毛斑ができる円形脱毛症

円形脱毛症の原因は詳しくわかっていませんが、免疫作用が自分の細胞に攻撃する自己免疫疾患の一つと言う説が有力とされています。

薄毛予防　なるべく避けたい５つの習慣

1. 熱いシャワーを浴びる
   熱すぎるお湯は頭皮の油分を必要以上に落としてしまいます。
2. 強い日差し
   特に強いニュージーランドの紫外線は、浴びすぎると毛母細胞を傷つける恐れがあるため要注意。
3. 睡眠不足
   疲労が蓄積すると、生命維持に必須でない髪はエネルギーがゆきわたらず発毛不良になることが。
4. 高脂肪、高カロリーな食生活
   過度な高カロリー食により中性脂肪が増えると、血流が悪くなり毛根まで栄養が届かなくなります。
5. 過度な飲酒、喫煙
   血行不良を招き、栄養や酸素が十分にゆきわたるのを妨げます。喫煙はビタミンCを破壊します。

予防のためにできること

脱毛にはさまざまな要素がありますが、特に生活習慣と頭皮環境が重要です。知らないうちにたまっていく汚れを定期的に落とし、ヘアサイクルを一定に保つほか、精神的なストレスをなるべく排除し、頭の血行をよくすることで根本的な改善が期待できます。心も体もリラックスできるヘッドスパや、頭皮のトリートメントなども有効ですのでお気軽にご相談くださいね。