2月1日に発表された新たな市中感染は126件で、前日91件から4割近く増加した。また入国検疫では、18カ国の入国者から79人の新規感染が確認されている。
本日の新規感染数の67%に当たる84件が出たオークランドでは、現在濃厚接触者を含む1177人が自宅隔離中で保健省や福祉当局の支援を受けている。感染地域も拡大しており、今週末には新規の市中感染感染が1日400件に達する可能性があるとの専門家の予測も出ている。
市中感染のアクティブケース数は876件で、多い地域はマヌカウ(278)、オークランド(143)、ワイタマタ(127)、 ロトルア(93)、ワイカト(82)など、その大半を北島の地方が占める。南島ではネルソンで19件、カンタベリーで6件となっている。
アーダーン首相とシンディ総督が搭乗したケリケリからオークランドへのフライトからもオミクロン感染者が見つかったことで、首相も自宅待機を余儀なくされたが、検査の結果は陰性だった。この事案は、誰もが感染者と濃厚接触する機会がありうることを印象づけた。
政府は、オミクロン株対策としてマスク着用義務の強化と3段階の対応を発表しており、2月3日(木)深夜から発効する。学校も再開し、人の流れが増える中で、感染拡大への不安が広がっている。