2022年4月号掲載
モゲージのための保険は主に3種類
住宅ローンの返済に、保険を掛けることが重要だと感じている方が増えてきているのでしょうか。このごろかなりの頻度でモゲージ(Mortgage)の保険についてお問い合わせを受けます。今回は、大切な財産をリスクから守っていくための保険のお話をしましょう。
不動産は非常に高価な買い物であり、多くの方がモゲージを組むと思います。病気や障害、死亡などで住宅ローンを返済できなくなることは、多くの人にとって常に不安なことで、不測の事態から不動産を保護することは賢明なお考えだと思います。例えば、住宅ローン利用者が病気やけがで働けなくなった場合や、突然亡くなった場合、何の補償もなければ、残された家族には住宅ローンの返済がさらに重くのしかかることになります。
一般的に、3種類の保険で住宅ローンを保護することができます。
1.死亡保障(Life Cover)
死亡保険。被保険者が死亡した場合に、保険金が支払われます。
2.疾病保障(Trauma Cover)
被保険者の病気やけが深刻な状態になった場合に、保険金が支払われます。保険約款(Policy Wording)には、いつ、どんな状態の時に保険金が支払われるかが書かれています。
3.モゲージ保険(Mortgage Protection)
被保険者が働けなくなり、その結果、住宅ローンの返済ができなくなった場合に支払われるものです。一般的に、病気やけがで週10時間以上働けなくなった場合や解雇された場合でも一定期間、住宅ローンの返済を行うものです。保険約款(Policy Wording)には、いつ、どんな状態の時に保険金が支払われるかが書かれています。
保険を見直すタイミング
住宅ローンを組む時はもちろん、定期的に保険を見直すことも大切です。あなたが加入している保険が適切かどうか、あなたが障害を負ったり病気になったり死亡した場合に、あなたと家族の面倒を見ることができるかどうかを確かめておきましょう。また、保険を見直すことで、当面のニーズと長期的なニーズを満たすために、保険内容を調整することもできます。
Naoto Nitta
新田直人ファイナンシャルアドバイザー。ニュージーランド全国に対応して、一人一人にマッチした生命保険を分析、提案している。電話やメールで保険の相談はすべて無料。
【Ph】027-230-4984
【E-mail】naoto.nitta@cfan.co.nz
※この記事はあくまでも保険情報の提供であり、個々の保険アドバイスは必ず保険アドバイザーにご相談ください。