2022年6月号掲載
スリル満点! 日本では体験できない絶景トレイル in マラエタイ
オークランド中心部から車で約40分の場所にある『Maraetai Forest』をご紹介します。マラエタイビーチのすぐそばにあるイチオシトレイル。ここでは僕なりの2つの楽しみ方をお伝えします。
1つ目は癒しスポットを求めて入山。駐車場から砂利道を5分登るだけで見晴らしの良いポイントがあります。初心者の方でも問題なく登って来られます。でも僕が本当にオススメしたいのはこの先にある山頂です。ベンチのある休憩所で、鳥の声と風の音が遠くで聞こえるだけの静かな空間を一人占め。見渡す限りの美しい海を堪能しながら、持参したコーヒーで最高のひとときを味わうことができます。ただし、山頂までの道のりは勾配がキツいので、初心者の方にはお勧めしません。ハイキングで砂利道のパスウェイを通るのであれば登頂可能です。
2つ目の楽しみ方はスリルとアドレナリンを求めて。中級者以上の方に限定されますが、山頂からの下り坂はゾクゾクするほどエキサイティングなレイアウト。特に『Stumpy』は日本では体験できないほどワイルドな岩肌を駆け下りていきますが、スピードの出し過ぎでコースアウトすると崖下に放り出されます。危険なエリアなので必ず2人以上で行くようにしましょう。駐車場までの帰路では、この山で一番有名なコース『Ground Zero』を通っていくと満足感が違いますよ!
今回は2つの対照的な楽しみ方をご提案しました。どちらも非日常的な素晴らしい体験になりますので、ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。
Maraetai Forest MTB Trails
【所】Maraetai Forest, Maraetai, Auckland、駐車場はRewa Rd.上、トレイル入口のゲートはRewa Rd.の行き止まり付近
【営】メンバーは24時間入山可能
【料】1日券10ドル~【Web】 www.pcbc.co.nz
劇的に登り坂がラクになる方法
「サドルの高さ調節」
ラクに走るために重要なのはサドルの高さ。簡単に設定できる方法を紹介します。①壁の横で自転車にまたがり、壁を支えにして両足をペダルに乗せる。②片方のペダルを下死点に置く。③膝をピンと伸ばしてつま先を上に向けた時、かかとがペダルにつけばベストなサドル高(写真左)。かかとがペダルに触れなければサドルは高すぎ、膝が曲がればサドルは低すぎ。漕いだ時に膝に余裕があるのが理想です(写真右)。
Shun(江越 駿也)さん
9歳からMTBを始める。ユース時代に全日本選手権で5年連続優勝し、SUBARUがメインスポンサーのプロチームで活動。現在はBoFA RIDE(ボーファ ライド)を主宰し、オークランドを中心にMTBのスキルと楽しさを伝えている。
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