NZAB、大会出場名ASIAN DRAGON 7’sは14日にオーストラリアのチーム、15日はニウエのチームと練習試合を行った。ヘッドコーチの名富さん含めコーチ陣の指示が飛ぶ中、日本からの選手たち5人も徐々にチームとの連携を掴みつつある。リー・チス選手、キム・テソン選手、日本ラグビー協会派遣の瓜生 丈道、福田 正武、吉田 雅選手らにも話を聞くと、「体の大きさは全然違う(リー・チス選手)」とのこと。これは女子ラグビーW杯でも代表選手たちが口にしていたことだ。しかし彼らも「日常生活での英語の理解は大変だけど、試合になればコミュニケーションは大丈夫(瓜生 丈道、福田 正武、吉田 雅選手ら)」とのこと。ラグビーは英国発祥で基本的な用語は日本でも同じく英語であり、試合中は各自イキイキとした表情も出てきて「チームとの練習はとても楽しいですね(キム・テソン選手)」とのことだ。井上柊、岸本類選手はプレー中もオフも、さまざまなバックグラウンドの選手たちとコミュニケーションをとり、チームアップに貢献している。
チームは目に見えて順調に仕上がってきており、徐々にスターティングメンバーなども見えてきている。15日の練習試合会場には日野自動車レッドドルフィンズでプレーしていて現在はベイ・オブ・プレンティ所属のギリース・カカ選手も様子を見に来ており「選手たちのパフォーマンスは素晴らしい」と語った。チャーリー選手をはじめ、NZ国内から選出され集まってきた選手たちもどんどん調子を上げてきている。練習を見ていてASIAN DRAGON 7’sは技術力が非常に高いのが持ち味と言えそうだ。「いい形で仕上がってきている」と名富さんも語り、14日、15日はタックルの制限もある中、優勢な形で練習試合を終え、15日は「よい状態なのでもっと自信を持ってプレーしていくことでさらに良くなる」というコーチたちの言葉のもと、試合後にさらに各自のプレーに修正を加え、練習を終えた。
大会初日17日土曜の朝9時からPAKURANGA RUGBY CLUB (Auckland)でいよいよキックオフである。17日、18日の大会中は一日にたくさんの試合をこなすことになるが、世界中から未来のトッププレイヤーたちが集まるこの大会で素晴らしいプレーがたくさん見られることは間違いないだろう。お見逃しなく!
取材・文 GekkanNZ