【WEB限定】インタビュー:Suma’s Sushi 伊藤 寿麻さん(後編 ビジネスを買いたいと思っている方へのアドバイス)

web限定インタビュー:Suma's Sushi 伊藤寿麻さん BUSINESS

クイーンズタウンで10年間地元に愛されたお寿司ビジネスを売り出し中のSuma’s Sushiの寿麻さん。
Gekkan NZ3月号では、起業した時の思いやニュージーランドでの寿司ビジネスについて伺ったが、誌面では載せきれなかった内容を、WEB限定で2回に分けてご紹介。

1回目は寿麻さんのニュージーランドに来たきっかけや、多様なスポーツの経験とニュージーランドについてのお話を、2回目はビジネスを買いたいと思っている方に向けてのアドバイスを伺った。

仕入れ方法や価格設定はどのように行われましたか?
またメニュー開発はお客さんのリクエストから生まれることが多いですか?

仕入れ方法は、サプライヤーが少ないのですが、地元の会社、日本食サプライヤーなどの値段を比べて、価格設定をします。価格設定はやはりいつも分量を図り、計算しています。

メニューは、日本のメニューとこちらのメニューを合わせて作ることもあります。
それを、出してお客様の反応をみたり、寒い冬にはすし以外に、ラーメンや、カレー、チキンON ライスと温かいメニュー、夏にはサーモンポケどん、蕎麦サラダ、など季節によっても変わります。

「税金関連の英語が難しく、会計士や弁護士とのやり取りが大変」と記事の中にありますが、どのように英語の勉強をしたり分からない部分をクリアにされていますか?

勉強というより、ニュージーランド人の友達(テニスの友達が多いですが)また、日本人で自営業をしている人に聞くことが多いですが、聞きすぎるといろんな人がいろんなことを言うので、直接、電話して、わからないから教えて欲しいと素直に何回も聞いて、有耶無耶にしないことだと思います。

ニュージーランドでひとりでお店やっていけるのかと不安に思っている方向けへアドバイスやお伝えしたいことがありましたらお願いします。

一人でSuma’s Sushiをやり始めたときに思ったことは、周りの人が、いろんなことを助けてくれます。一人ではないんだっていつも認識させられました。特にイベントはみんな寝ないで忙しい中を走り回って長い時間仕事しています。みんな睡眠時間が短くても、いつも笑って、大丈夫?手伝おっか? と聞いてくれます。

私も困っている人を見つけるとできる範囲で手伝います。それがニュージーランドなのかなって思います。世界中からたくさんの人がさまざまなアイデアを持って挑戦しているんだと思います。それができるのがニュージーランド特にクィーンズタウンだと思います。

もし、Suma’s Sushiのビジネスを続けてもらえる人がいたら、一人ではないですよ。私がいつでもサポートします。アッハハ。大丈夫です、私ができたんですから。

誰でも初めは不安ですよね。でも今の生活をずーと続けていくのか、何かチャレンジすることで自分を変えたいと思ったらそのパワーで乗り切れると思います。英語も度胸だと思うので。

伊藤寿麻さん
伊藤寿麻 さん

1993年にスキーとテニスのインストラクターの仕事に憧れてワーキングホリデーで渡来。9年前にネイピアからキャラバンを購入後、クイーンズタウンで初の寿司キャラバンビジネスを始める。10年目の節目にビジネスを売ると決意し、4月に行われる最後のイベントに向けて奮闘中。ニュージーランド在住28年目。
【Ph】027-247-8744
【Web】www.facebook.com/SumasSushi

取材・文 GekkanNZ営業部

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