レタス Lettuce
新鮮なレタスの茎を折ると乳白色の液体が出て来ることをご存じでしょうか?その様子からラテン語の「牛乳」LACから、英名lettuceが付いたそうです。和名はチシャ、古くは「ちさ(乳草)」と呼ばれていました。この液体は苦みがあり、その成分が疲労からくる食欲不振や肝臓そして腎臓の働きを助け、安眠に効果があるといわれていますので、レタスを頂く際は茎や芯も頂いてみてはいかがでしょうか。
そして、レタスのみずみずしい外見と味からも想像できますが、水分含有量が多く、カロリーは12kcal/100gと野菜の中では低めです。主な栄養素はビタミンE、カリウム、カルシウム、鉄、クロロフィル。リーフレタスなどの色の濃いレタスは、色の薄い物に比べてβ―カロチン、ビタミンC、カルシウムが多く含まれています。
保存方法
葉が直接空気に触れないように容器に入れたり濡らしたペーパータオルで包んだりして、立たせた状態で冷蔵庫で保存します。
新しいレタスの葉がしんなりとした場合は!!
葉を冷水に入れてしばらく放置すると、栄養素の変化で葉がシャキシャキとした歯触りが楽しめる状態に戻ります。
レタスの食べ方は生だけではない!
旬のレタスのシャキシャキとした食感とその成分は、ストレス解消にも繋がりますが、生で大量に食べると体が冷えそう、と言う方も居られるのではないでしょうか?
今回は簡単に大量のレタスを使えて、生姜と共に加熱調理することで冷えへのお悩みにも役立つ、歯触りが良く簡単な一品をご紹介します。
お好みの種類のレタスでお楽しみください。
材料
油:大さじ1
生姜:適量
レタス:200gグラム
塩こしょう:適量
オプション
オイスターソースやボーンブロスの粉:適宜
作り方
❶生姜を千切りにする。
❷レタスがしんなりとしていたら水につけてシャキッとさせる。サラダスピナーで水分を切り、大き目の一口大にちぎる。その際に葉と茎の部分は別にしておく。
❸フライパンに油と生姜の千切りを入れて、弱火で生姜の香りをたたせる。
❹火加減を強火にしてから、フライパンにレタスの茎を入れて数秒間炒めて、その後に葉と塩こしょうを加え、サッと炒め合わせる。葉の量が少し減ったら火を止めて、皿に盛り付ける。
丸山 国子さん
管理栄養士・ヘルスコーチ
栄養指導回数は1万回以上。メタボ・アンチエイジング・体質改善・便秘など、ホリスティックなアプローチでプログラムを提供。ズボラ管理栄養士の瞬間クッキングも好評。自身の体質改善の際に”全ての病は腸から始まる”というヒポクラテスの名言を体感するなかで、ボーンブロスに魅せられ、手軽なボーンブロスの素を国内外に紹介中。