Vol.024 美味しく食べて元気に!ボーンブロスを自分で作ってみよう!

ニュージーランドの食材で作れる!アオテアロアの恵みレシピ! GOURMET

世界中で伝承されてきた、骨付き肉や骨髄などを長時間煮込んだ「うま味の濃い薬効効果」のある黄金色のスープ、ボーン(bone、骨)ブロス(broth、だし)。
健康と美容に興味のある方にはご紹介したい常備食の一つです。離乳食や病後の回復食としてもお使いいただけます。

単純な調理方法で自然の恩恵を使い切る

実質的な作業時間は短く、更にスロークッカーを使う場合は完成までは、ほぼ放置状態になります。完成後は冷凍保存も出来きます。

近年、脚光を浴びる切っ掛け

古代ギリシャに実存した医学の父ヒポクラテスの「全ての病は腸から始まる」という名言を正に体感できるのではと思える、ボーンブロスを使った体質改善が、アメリカで栄養学に精通した自然療法士が10年以上前に提唱し、私も含めて健康志向の強い人に広まり現在に至ります。

完成し冷却したボーンブロス。白い部分は固まった脂肪。その下はゼラチン状のボーンブロス。

なぜ良いの?

うま味が濃い!
ボーンブロスは、まるで飲むサプリメントと言えるような、健康維持や機能向上(美容面も含めて)に欠かせない様々な栄養素が絶妙なバランスで豊富に含まれています。特に栄養素の吸収に大きく関係している胃腸の機能向上に繋がるタンパク質(アミノ酸、コラーゲン等)が消化吸収されやすい状態で含まれており、全身に栄養素が行きわたりやすくなり、効率よく身体の機能向上を助けると言われています。

良質のボーンブロス作りに私が大切にしている事
正に骨の髄の栄養素を抽出するので、材料選びが大切です。健康的に生育した動物の骨をお使いになることをお薦めします。例えば牧草牛、平飼い鶏や野生動物、そして天然魚などが挙げられます。有難いことに、ニュージーランドでは、成長ホルモン剤や抗生物質が未接種で出来るだけ自然の中で生育した動物の骨や骨付き肉をスーパーでも購入できるので、安全で安心感のあるボーンブロスがとても作りやすいと思います。材料となる動物や生育方法により味や栄養素は異なりますが、初めてボーンブロスを作る方は、購入しやすく作りやすい原材料を使い、まずはこの美味しさを是非味わっていただきたいと思います。

材料

骨や骨付き肉(骨髄、手羽先、鶏ガラなど):1kg
香味野菜:適量(葱、にんじん、パセリ、ニンニク、生姜、ロリエなど)
酢:大さじ2杯
水:2~3リットル

作り方

❶骨の血合いや臭いが気になる場合は、下処理として、鍋に骨や骨付き肉と材料が隠れるほどの水を入れ、沸騰直前まで火にかける。その後お湯を捨てて、流水で骨の汚れを取り除く。
❷鍋にすべての材料を入れ、材料が隠れるまで水を加えて、酢の効力で骨から栄養素が出やすくするために30分ほど放置してから点火する。
❸沸騰直前で火を弱める。小さな気泡が出続ける位の火加減を保ちながら煮込む。途中で灰汁が気になる場合はレードル等で取り除き、骨が水面から出てくるようであれば水を足す。
❹煮込み時間の目安
 魚:1時間程
 鶏:4時間程
 牧草牛:16時間~24時間程
❺小分けにして、冷蔵庫や冷凍室で保存が可能。表面に浮いている脂を取り除いてからお召し上がりください。

Kuniko Maruyama

丸山 国子さん
管理栄養士・ヘルスコーチ・パーソナルシェフ

自身と多くの方の体質改善に胃腸の立て直しの重要性を痛感し、消化吸収されやすくタンパク質、アミノ酸やコラーゲンも豊富でうま味のある、伝統的なボーンブロスがとても役に立つことを経験。現在は、手軽に使えて携帯にも便利な牧草牛粉末ボーンブロスを国内外に紹介中。
美味しく食べながらパフォーマンスを高めたい方向けのヘルスコーチ兼パーソナルシェフとしても活躍中。

【Web】www.umamilife.net
【FB】facebook.com/yesumamilife
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