空を目指して一直線にスクスクと育っているグリーンアスパラガスをポキッと折り、そのままガブリ!正に春の味!甘味が口いっぱいに広がり感動したことがあります。
アスパラガスの学名は、Asparagus officinalis L。アスパラガス(Asparagus)の語源はギリシャ語の「非常に分枝する」という意味で、オフィキナリス(officinalis)は「薬用になる」と言う意味のラテン語から来ているそうです。古代の人はアスパラガスを媚薬としても扱っていたそうですよ。
アスパラガスの選び方
- 穂先が濃い緑色でしっかり締まっている
- 茎の断面、表面そして穂先までみずみずく、筋張っていない
- はかま(三角形をした節)の形が整っていおり数が少ない
保存方法
購入当日に調理して頂くのがベストですが、保存する場合は、濡らしたペーパータオルが入った瓶にアスパラガスの穂先を上にして入れ、ビニール袋で全体を覆い冷蔵庫で保存してください。
アスパラガスの種類
グリーンアスパラガス、ホワイトアスパラガス、そして店頭ではあまり見かけませんが、紫色をしたアスパラガスもあります。ホワイトアスパラガスは、グリーンアスパラガスと同じ品種ですが、栽培の過程で遮光をします。そのため光合成が行われず、色白で柔らかく甘味が強くなりますが、他のアスパラガスに比べてビタミンは少なめになります。紫色のアスパラガスは、グリーンアスパラガスと別種になり、その色からわかるように、抗酸化作用の高いアントシア二ンが他のアスパラガスに比べて多く含まれています。味はグリーンアスパラガスに比べて若干甘味が強いようです。
主な栄養素
骨を強くするビタミンK、血液を作る葉酸など、他の野菜同様にビタミン、ミネラル、食物繊維も含まれています。特徴的な栄養素としては、アスパラガスから発見されたアスパラギン酸があります。
アスパラギン酸の働き
必須アミノ酸でうま味成分の一つです。アスパラギン酸はカリウムやカルシウム、マグネシウムなどのミネラルを細胞内へ運ぶ働きをします。特にマグネシウムはエネルギーを生み出す代謝に関わる栄養素で、体温の維持やホルモンの分泌に役立つと言われています。もう一つの特徴として、アスパラギン酸はアンモニアの排出を助けてくれる(利尿作用を高める)こともあり、疲労回復に役立つ栄養素の一つと言えます。
アスパラギン酸は熱に弱い性質があるので、加熱時間を短くした調理方法がアスパラガスそのものの味をより楽しめて、栄養素も無駄なく摂れます。そこで今回は、生でも頂ける鮮度の高いアスパラガスを使い、うま味と食感も楽しめる簡単なレシピをご紹介いたします。
材料
アスパラガス:一束(10本~15本)
にんにく:1片
レモン:半分
自然塩、黒コショウ:適量
作り方
❶ オーブンやトースターを180℃に予熱しておく。(ここが一番大事)
❷ にんにくはみじん切りにし、レモンの皮をすり下ろしてから汁を絞る。
❸ アスパラガスの根元の硬い部分を切り落とし、全ての材料と混ぜ合わせる。
❹ オーブンパンにアスパラガスを並べて5分位焼く。
❺ 出来上がり。
丸山 国子さん
管理栄養士・ヘルスコーチ・パーソナルシェフ
自身と多くの方の体質改善に胃腸の立て直しの重要性を痛感し、消化吸収されやすくタンパク質、アミノ酸やコラーゲンも豊富でうま味のある、伝統的なボーンブロスがとても役に立つことを経験。現在は、手軽に使えて携帯にも便利な牧草牛粉末ボーンブロスを国内外に紹介中。
美味しく食べながらパフォーマンスを高めたい方向けのヘルスコーチ兼パーソナルシェフとしても活躍中。
【Web】www.umamilife.net
【FB】facebook.com/yesumamilife
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