2022年12月号掲載
南半球に位置するニュージーランドでは、クリスマスといえば夏休み中の行事! 12月は初夏のような気候で、雨季が終わり晴れる日も増え、学校では水泳の授業が開かれています。 ヨーロッパからの風習や食事などの文化をセトラーたちが運びながらも、 南半球という地理的な面も影響し、ニュージーランドのクリスマスはユニークなものとなっています。 今回は、そんなニュージーランドで過ごす夏のクリスマスと、 みんなが楽しみにしているイベントを彩るスイーツをご紹介します。
※料金や開店時間等は変更になる場合があります。店舗ウェブサイトなどで最新情報をご確認ください。
NZのクリスマス
ニュージーランドではクリスマスは家族と過ごすイベント。日本でいうとお正月のような位置付けでしょうか。長めに年末休暇をとる会社もありますが、ニューイヤーは早々に仕事始めをする会社もあるとか。お菓子やケーキもいろいろと出回りますが、ブッシュドノエルやドライフルーツ入りのケーキなど、ヨーロッパ文化の強いものが多い様子。アドベントカレンダーやかわいいクッキー、チョコレートも店頭に並びます。
楽しいひとときのために
レストランは家族のギャザリングで賑わいます。しっかりと祝いたい場合は早めにご予約を。おうちでゆっくり過ごしたい方は美味しいスイーツを購入しておきましょう、こちらも予約しておけば安心ですね。
ニュージーランドのクリスマスやニューイヤーシーズンの様子をご紹介!
南半球のホリデーシーズンを思いっきり楽しもう!
キャンパーバンでの旅行が人気
ニュージーランドの夏になると、ホリデーのためにキャンパーバンを借りる家庭が増え、いたるところでキャンパーバンを見かけるように。ニュージーランドの様々な「ホリデーパーク」と呼ばれるキャンプ可能な場所を転々としながら数週間かけて旅行するのが人気です。ホリデーパークは場所によってルールが違うので、旅行計画を立てながら立ち寄りたいホリデーパークについて調べ、適切なキャンパーバンを借りるようにしましょう。旅行計画を立てるところからワクワクしますね!遊びの行動はとっても早いキーウィたちなので、キャンパーバンのご予約はお早めに!
取り方も様々、ホリデー休み
ホリデーシーズンになると様々な会社がお休みに入ります。ところが、その休み方は様々。クリスマス前後は休むのが一般的だった以前と比べ、近年は開店しているお店もありますし、クリスマスは休むものの、ニューイヤーはカレンダー通りに休んだら早々に開店する会社もあれば、数週間の長期に渡ってお店を閉めるなんてところも。どこかに用事がある場合はあらかじめお休みを調べておきましょう。
ビーチで楽しむシーンが激増
ニュージーランドではサーフィンなどのマリンスポーツも人気ですし、海辺でのBBQも定番。なにかとビーチに出かけることが増えます。荷物も多くなりますが、ビーチカートやビーチトロリーなどと呼ばれる荷車が便利で人気。春や初夏に出回り、お値段が手頃なも のは早々に売り切れてしまいますが、砂浜を移動するには車輪が 大きめなものが◎。キンキンに冷えた飲み物もお気に入りのピザ もテントもビーチチェアも、全部詰め込んでビーチへGO !
アイスクリーム消費大国、ニュージーランド
夏になるとアイスクリーム屋が大繁盛。「Real Fruits Icecream」と書かれた移動販売車がたくさん見かけられるようになり、すぐ行列に。砕かれたフローズンストロベリーが入ったソフトクリームが多く見られます。他にもふわふわのソフトクリームにチョコレートやフレーバー付きパウダーをトッピングするタイプの移動販売車も各ビーチを巡ってきて、ついつい買ってしまいます。
パティシエ歴に裏打ちされた王道の美味しさ
30年のパティシエ歴を持つ砂織さんのケーキはどれも繊細かつ王道の美味しさで、大人も子どもも気づけばすぐにたいらげてしまう。地元に愛され、取材中もローカル客がひっきりなしに訪れ、コーヒーやケーキなどを買い求める。ニュージーランドはイチゴのシーズン到来で、日本人にはたまらないイチゴのショートケーキが売り出されているが抜群の美味しさだ。他にもチョコレート好きを満足させるチョコレートケーキやアプリコットとパッションフルーツのレアチーズケーキなどぜひチェックしておきたい。
パティスリーから見た北半球と南半球のクリスマス
ミルフォードのにぎわう街やビーチからほど近い高台にあるSabenoPatisserie。店主の砂織さんは東京、パリ、オークランドでパティシエをしてきたが、ニュージーランドの夏のクリスマスが一番好きだという。
「クリスマスシーズンはどこもにぎわって大忙しなのですが、北半球はケーキを売り、お店が終わると外が暗く寒くて。でもニュージーランドではまだ外が明るく、爽やかなのが好きですね」
どんなクリスマスパーティーにも合ったお菓子を
クリスマスパーティーと言っても、一緒に祝うひとによってお菓子も変わる。同じ地域の子どもたちと一緒のパーティーなら可愛いGiveaways(お土産)のお菓子が欲しくなるし、家族とのお祝いならホールケーキはもちろん、Assortedのケーキも楽しみたい。「クリスマスケーキだけじゃなく、クッキーや他のケーキもご用意することで、クリスマスの様々なシーンに食べてもらえたらと思っています。ニュージーランドのクリスマスって、ロングスパンだと思いますので(笑)」なるほどクリスマスシーンを知り尽くしたパティシエならではのラインナップだ。
Sabeno Patisserie
【所】70 East Coast Road, Milford, Auckland
【営業時間】水~土曜 8:00~15:30、日曜 8:00~15:00
【休】月曜、火曜、年末年始休みは 12月 25日~1月10日
【Ph】09-948-2443
【Web】https://www.facebook.com/sabenosweet
ご注文はこちら▶ sabenosweet@gekkannz_web2
【ケーキ(数量限定)のご注文締切】
12月18日(日)12:00pm(noon)まで
※数量に達した場合は締め切りは繰上げられます。
取材・文 GekkanNZ