New Zealand Wine Life vol.04 ニュージーランドのスーパーで気軽に買える!いつものワイン

ニュージーランドのスーパーで気軽に買える!いつものワイン GOURMET

自分好みのワインを見つけるには?

美味しいと感じるワインに出会ったら言語化してみましょう。感想が「美味しかった」だけの時より、うんと記憶に残りやすく、好みのワインの共通項に気づきやすくなります。それをもとに遠慮なくプロに頼るのも一つ。とはいえ、スーパーではラベルが素敵とか、直感で手に取ってみるのもあり!その場合も感じたことを簡単にメモしてみましょう。 

ワインエキスパートの理沙さんの厳選
スーパーで気軽に買えるいつものワインをご紹介!

Risa's Choice

品種はほぼリースリングですが、わずかにシラーがブレンドされていることが、フルートボトルの中のピンクの秘密。リースリングの銘醸地マールボロとワイパラのブドウから造られています。お花やブラッドオレンジ、グレープフルーツのような味わい。残糖がありますが、高い酸とのバランスが良く、甘さがカバーされています。アルコール度数は10%と低めで、ピクニックやランチ、食前酒など多面に活躍しそう!ギーセンのリースリングはファンの多い1本ですが、こちらのブラッシュも楽しいワインです。

Giesen Blush Riesling 2023
© Giesen Group Ltd
辛口5

ゲヴェルツトラミネールはアロマティックで、バラ、ライチ、ストーンフルーツなどの華やかな香りが特徴の品種です。酸は比較的低め。ネルソンのパイオニアであるサイフリードが今も家族経営の自社畑から造るワイン。いつもと少し違うワインを飲みたい時に、またスパイシーなアジア料理と合わせるのもよいです。

Seifried Gewürztraminer 2024
© Seifried Family Winegrowers
辛口3

メルロー、シラーがメインのブレンド赤ワインです。熟した果実味があり、とってもスムースでちょっとスパイシーさもあり、気軽にピザなんかに合わせても。お豆の簡単ナチョスとも相性よかったです。エレファントヒルのシャルドネもおすすめ!

Elephant Hill Le Plant Rouge 2021
© Elephant Hill
辛口1

最初のブドウの樹が植えられた年にマールボロで産まれたオーナーでありワインメーカーのジュルズ。収穫タイミングは分析結果ではなく自分の味覚に頼り、納得できたワインだけをリリースするこだわり。樽の使用は控えめでエレガントなスタイルです。トロピカルフルーツや、柑橘、黄桃を感じ、何本もリピートしている1本です。

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© Jules Taylor Wines
辛口2

プレゼントやパーティーなどに!
とっておきのワイン

大好きなセントラルオタゴの造り手「Valli」 を紹介します。
創始者のグラントはサブリージョン毎の特徴を表現することに情熱を注いでいます。ギブストン、バノックバーン、ベンディゴ、ワイタキそれぞれの個性を引き出したピノ・ノワールを造っています。同じ造り手が別のサブリージョンで造るワインを味わうとテロワールの特徴を感じやすく興味深いです。ヴィンテージ(収穫年)によって、お気に入りのサブリージョンが変わるものの、いつ飲んでも顔が綻ぶご褒美ワインです。

© Valli Wine
ダイヤー 理沙 さん

ダイヤー 理沙 さん

2001年からニュージーランド在住。
J.S.A ワインエキスパート。WSET Level3。
ワインの勉強をしつつ、お料理とのペアリングを考えたり、NZでのワイナリー勤務の経験、現地の視点を交えてNZワインの魅力やお役立ち情報を発信中。

Instagram: @luv.vin.nz
WEB: lovewinenz.blog
Email: info@lovewinenz.com

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