ニュージーランドのパートナーシップビザ：知っておくべきこと

ニュージーランドでパートナーシップビザを申請する予定がある場合、スムーズなプロセスを確保するために、必要な要件とサポート書類を理解することが重要です。

ニュージーランドでは、結婚証明書を必要としない事実婚が、パートナーシップビザの申請に公式に認められています。反対に、結婚しているからといって自動的にパートナーシップビザを申請できるわけでもありません。配偶者との 「真実であり安定した関係（genuine and stable relationship）」で共同生活をしていることを証明する必要があります。

この記事では、「真実であり安定した関係」の要件の概要をご紹介します。これは、将来ニュージーランド居住者のパートナーに出会い、共に暮らす場合や、現在のパートナーと共にニュージーランドに移住する場合にも適用されます。

真実であり安定した関係

パートナーシップビザ申請の主要な要件は、あなたがパートナーと「真実であり安定した関係」にあることを示すことです。ケースオフィサーは、あなたの関係の様々な側面を評価し、その真実性と安定性を判断します。

真実であり安定した関係と見なされるには、次の主要な要素を満たす必要があります。

1. 一緒に生活している：真実であり安定した関係で、一緒に生活している証拠を示す必要があります。ただし、仕事の都合など特定の状況で一緒に暮らせない場合は、どのようにして関係を維持しているかの証拠を提供する必要があります。
2. 財政的な相互依存：あなたとパートナーがどのように財政を共有し、カップルとして財政を管理しているかの証拠を提供する必要があります。
3. 公的な認知：あなたとパートナーが関係を公にどのように表現しているかを示さなければなりません。これには、友人、家族、同僚との関係が考慮されます。
4. 信頼性：ケースオフィサーは提出された声明や証拠の信頼性を評価します。関係についてのさらなる情報を得るために、インタビューを行う可能性もあります。

「真実であり安定した関係」を示す方法

必要書類の明確なチェックリストはありませんが、真実であり安定した関係の主要な指標を特定し、強みと弱みを分析し、その分析に従ってサポート書類を最大限に活用することが重要です。申請プロセスを直接左右するパートナーシップビザの要件を満たすために十分な証拠を提供する責任は、申請者にあります。

パートナーと共にニュージーランドで新しい生活を始めるためには、申請要件とパートナーシップビザの種類を理解し、自身の状況に最も適したオプションを選択することが重要です。

よくある質問

子供をパートナーシップビザの申請に含めることはできますか？

もしパートナーがニュージーランド居住者であれば、あなたの扶養子供を申請に含めることができます。この場合、子供は24歳未満で独身であり、あなたと一緒に暮らし、経済的に依存している必要があります。加えて、子供の親権を持っていることも要件で、子供を他の国から連れて来る場合は、自国から連れ出すことが法的に許可されていることを示すその国からの証拠が必要です。

パートナーシップビザを申請する前にどれくらいの期間一緒に暮らす必要がありますか？

レジデントビザ（家族パートナーシップカテゴリー）の場合、少なくとも12か月間、真実であり安定した関係で共同生活している証拠を提供する必要があります。またパートナーがニュージーランド国民である場合、ニュージーランド国外で5年以上一緒に暮らしていると、パーマネントレジデントビザを申請できる可能性があります。

多くの場合、申請前にカップルが一緒に暮らした期間が長いほど良いです。しかし、関係性、子供、財政的相互依存の程度などの様々な要因が、「十分な」共同生活期間の審査に影響する可能性があります。

適切なアドバイスを適切なタイミングで得ること

いかがだったでしょうか。パートナーシップビザの「申請のタイミング」の重要性を考慮すると、戦略的な準備が重要です。

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