ペット屋さんに犬はいない⁉
犬はペット屋さんではほとんど売ってなく、トレードミーかブリーダーから直接買うか、またはSPCAからアダプトすることになります。私は初めて犬を飼うので、飼いやすいブリードを調べてマルチーズを希望していたので、ブリーダーから買いました。犬を飼っている友人たちから勧められたケネルクラブのウェブサイトで探しましたが、マルチーズのブリーダーは少なく、1年近く生まれてくるのを待ちました。うちの場合はオークランド北部のブリーダーさんだったので受け取りに行くのは簡単でしたが、南島から犬だけを空輸で運んでもらった友人もいます。ブリーダーさんからは、仔犬の母親に会わせてもらえたり、仔犬の特徴、扱い方、ブラッシングや爪の切り方、えさのことなど細かく教えていただけて良かったです。
一つ屋根の下の犬と猫
犬と猫では営業時間が違うので(犬は日中、猫は夜間)、飼い主は24時間営業になる日もあり、寝不足になりがちです。しかし、やはり種の違う動物が仲良くしている姿は大変興味深く、ブログで描いている漫画のネタにも事欠きません。犬の言語と猫の言語のすれ違いや、それでも仲良くしている姿は(たいがいは犬が折れるのですが)笑顔なしでは見られません。
我が家の猫たちは車に乗ることが何よりも嫌いで、獣医に行く以外は敷地から出ることはありません。飼い主が旅行に行く時は猫好きの友人に泊まり込みで面倒を見てもらっています。大型犬3頭とは、もう少し成長して落ち着いたらキャンプに行く予定です。夏のスクールホリデー時期を除けば、犬OKのキャンプ場がオタゴにはたくさんあります。
走るのが大好きな2匹の犬と
犬はもともとパック(群れ)でいることが好きなため、2匹以上で飼う人が多いと思います。散歩中は、ブルーノは1匹だった時より楽しそうに歩いていますし、体力差はありますがたまに2匹一緒に走っていたりすると、2匹でよかったと感じます。
それでも、最初から2匹が仲良しだった訳ではありません。ブルーノは10歳まで自分だけの世界。そこへいきなりウッディが我が家に住み始め、一時〝うつ〟のようになってしまいました。もともとテリトリーに関して敏感なところがあったため、ひどくショックだったらしく、遊ばないし、呼んでも来ないし、あまり食事もしなくなり、とても心配した時期がありました。その時はとにかく家族みんなでブルーノが1番というように扱いました。時間とともに状態は少しずつ良くなり、今では以前のブルーノに戻って、2匹いつも一緒に行動しています。
ブルーノもウッディも生まれ持ってのスプリンターのため、とにかく速く走ってルアーを追いかけるのが好きです。ウィペットのドッグレースにも出場しています。飼い主としては1位になったら気持ち良いですが、それよりも犬たちが喜んで走っているのを見ると、こちらもうれしくなります。
取材・文 GekkanNZ編集部
2021年9月号掲載