知ってましたか？ニュージーランドを走る車のナンバープレートシステム 

プレートからわかること

日本では、所有者の居住地によってナンバープレート（以下プレート）の番号が変わることがありますが、ニュージーランドでは、プレートが盗難に遭ってしまった、紛失した、希望番号（パーソナライズドプレート）を取得したなどの例外的な場合を除き、登録番号が変わることはありません。

ニュージーランドでは、大きく分けて4種類（色）のプレートがあります。一般的に使用されているのは白ベースに黒文字（ローマ字と数字の組み合わせ）です。大きさ、形、枚数に差はありますが、普通車・軽乗用車・トラック・バイク・トレイラーなどはこの色のプレートを使用します。ちなみに、プレートの偽造を防ぐため、白ベース部分にニュージーランドの象徴であるシダの葉の反射シートが貼り付けられています。プレートを少し斜めから見てみるとシダの葉が現れます。

次に黒ベースに灰色文字のプレートです。これは1980年代、白ベースのプレートが普及される前に使用されていたプレートで、古い車に付いています。

そしてトレーダープレートです。（ディーラープレートやイエロープレートとも呼ばれます。）黄色ベースに黒文字です。主に車のディーラーや修理業者などが使用するもので、未登録の車両でもこのプレートをつけていれば公道を走行することができます。

最後にパーソナライズドプレートです。数種類のデザインや色から選ぶことができます。金額もそれぞれで大きく変わります。パーソナライズドはwww.kiwiplates.nzから入手できます。プレートを紛失したり、破損して読めなくなってしまった時は、新しいプレートを取得、または同じ番号で交換する必要があります。

2020年10月号掲載