ニュージーランドでは全国的に、6月から9月にかけて最も湿度が高くなります。寒いし、雨が多くて気分が沈みがちなこの季節、実はカビや結露で家もダメージを受けているのをご存知ですか。湿気は家の天井、柱、床などの基礎部分を劣化させ、家自体の耐久性を下げてしまう大敵。快適・健康な家を保つためには湿気対策が欠かせません。
賃貸物件でも今すぐできる湿気対策!!
結露を放置しない
暖かい空気ほど多くの水蒸気を含むことができるので、室内の空気が外気で冷えた窓ガラスに触れると結露が発生します。窓だけでなく、天井、部屋の隅、ドアにも結露は発生します。家をチェックして発生スポットを知っておきましょう。
家具は壁から離して
家具が壁に近いと、その隙間に滞留した湿気がこもり、気づかないうちに家具の裏でカビやダニが発生している…そんな悲劇が起きてしまいます。家具は壁から少し離して設置するのがベスト。一般的には5cm以上離しておくとカビ予防効果が得られると言われています。
寒くても換気
家具の位置を調整して、風の通り道が確保できたら、あとは換気です。週に一度でも窓を開けて家全体の換気をするだけで効果が期待できます。また、調理、洗濯、入浴などで湿度が高くなる場所は、使用後に必ず換気することを心がけましょう。
大切な我が家を湿気に強い家にするための対策!!
換気システムを導入
毎日の拭き掃除と寒い日の換気にはうんざり、放っておくだけで湿気を撃退できる方法はないの?という方はHome Ventilation Systemの 導入を検討してみるのがおすすめです。
換気システムは新鮮な空気を取り込んで家の中で循環させますが、外気を取り込むときに室温に近い温度になるよう、出る空気と入る空気を交差させることができるものを選べば暖房費への影響が少なくなります。また、換気システムにはフィルタが装着されるので、アレルギーをお持ちの方には症状軽減の効果も期待できます。
水漏れしていないか調査
特定の場所がいつも湿っぽいと感じるなら、内壁と外壁の間で水漏れが起きているかもしれません。家へのダメージが進行してしまう前に、早めに調査しましょう。業者に依頼すれば、Thermal Imaging CameraやMoisture Readerなどの機器と経験で壁の中の湿気をチェック、水漏れの可能性を確認してくれます。水漏れがあった場合に備えて、調査の段階から自社で修繕工事ができる業者に依頼しておくと、予算やスケジュールの調整など着工までの流れもスムーズです。
湿気や長雨は大敵ではありますが、お住まいの家をチェックしたり、改善できそうな点を考えてみる良いシーズンかもしれません。快適に暮らすことは、健康に暮らすこと。ぜひこの機会に家を見直してください。工夫やプラン次第で劇的に環境を変えることができますよ。
Samurai Builders Ltd.
代表: 加藤 祐介
NZ認定建設協会会員
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