日本ーニュージーランド間の長距離路線はいかに快適に機内で過ごすかが重要です。そのために、機内持ち込みのおすすめアイテム5つと、機内でも頼めるメニューやアメニティーをご紹介します。
1. 日本ーニュージーランド間のフライト時間と特徴
フライト時間
平均して約10時間半ですが、天候によっては11時間かかることもあれば、10時間を切る場合もあります。
2022年4月14日現在のニュージーランド航空フライトスケジュールは以下の通りです。(ニュージーランド航空公式サイトより)
成田発運行スケジュール
2022/4/2~7/3 毎週土曜日 | NZ90 | 成田/東京 | 18:30 | オークランド | 翌日 8:05 | B787-9 |
オークランド発運行スケジュール
2022/4/3~7/3 毎週木曜日 | NZ99 | オークランド | 8:50 | 成田/東京 | 16:50 | B787-9 |
フライトの特徴
日本とニュージーランド間のフライトの特徴は、夜間のフライトと日中のフライトの両方が体験できることです。
日本発の夜間フライトでは、離陸後にフルサービスの夕食があり、その後ニュージーランド到着前の朝食サービスの時間まで、機内の照明が暗くなります。
ニュージーランド発のフライトは日中のフライトですので、機内エンターテイメントで映画を見たり、外の景色を楽しんだり、客室乗務員とおしゃべりをしたり、また機内サービスの合間にお昼寝をする方も多いです。
もう一つ特徴として覚えておきたいことは、日本とニュージーランド間の移動には必ず赤道を通過するということです。その付近では気流の関係で機体の揺れが長く続くこともあります。安全第一ですので、しばらくシートベルトサインが点灯し続けることもあります。
そのようなフライトの特徴を念頭に、機内でなるべく快適に過ごすためにおすすめのアイテムを5つ厳選してご紹介します。
2:機内持ち込みお勧めアイテム5つ
食べ物(軽食)
ニュージーランド航空を利用の際は機内で2回のお食事サービスがあります。夜間のフライトはそれで十分な方も多いのですが、日中のフライトはお腹が空く方もいらっしゃいます。機内で注文できるスナックもありますが、スナックではお腹いっぱいになりませんので、空腹が心配な方やお子様連れの方はぜひ軽食をご持参ください。
ただし、液体状のものは100mlを超えるもの、 加熱式のお弁当などは安全上機内には持ち込みができませんのでお気をつけください。
またニュージーランド到着の際は、機内で出された食べ物の持ち出しは禁じられています。機内に持ち込んだ食べ物も、申告なしにニュージーランド国内に持ち込むことはできませんのでお気をつけください。
マイボトル(お水・お茶用)
機内は何かと乾燥しがちですので、こまめな水分補給が必要です。機内で定期的にお水のサービスはありますが、気流の悪いところを通過中や急病のお客様がいる場合など、客室乗務員がすぐにサービスできないこともあります。また夜中に目が覚めて急にお水が飲みたくなる場合もあると思います。
そんな時のために、機内にマイボトルを持ち込むことをお勧めします。
マイボトルのお水がなくなった時は、客室乗務員に頼めばリフィル(補充)してくれます。マイボトル持参は、機内でのカップのゴミを減らすことで環境保全にも繋がります。
なお、手荷物検査場を通る際は液体持ち込みの規制にかからないよう、マイボトルを空にしておきましょう。
枕
ニュージーランド航空の場合は、エコノミークラスにも一席ずつクッションが配置されています。しかしやはり椅子に座ったまま休む場合、頭の重みでどうしても首が痛くなったり、熟睡できないことがあります。
そこでお勧めしたいのが、枕、もしくはネックピローです。できればコンパクトに収納できる普通サイズの枕が理想的です。頻繁に飛行機を利用される方の中には、「高品質な枕を一つ持ち歩くだけでエコノミークラスもビジネスクラス並みの快適さになる」とおっしゃる方もいるぐらいです。
ただし、枕やネックピローは人によって好みや快適さに差がありますので、ぜひ色々試してご自身にあったものをお選びください。
ノイズキャンセリングのヘッドフォン
周囲の騒音をカットしてくれるヘッドフォンは、機内で映画を見たり、音楽を聞く際に大変役立ちます。また隣の方への音漏れの心配もありませんので、昼夜問わず活躍します。
ヘッドフォンを機内の音声システムに繋いでおけば、聞き取りにくい機長や乗務員からの機内アナウンスも雑音がなくしっかり聞き取ることができます。
着替え
お子様だけでなく、大人の方にもぜひお勧めしたいのが、コンパクトに収納できる着替えです。機内では想定外のアクシデントが起こります。例えば、気分が悪くなって服を汚してしまうこともあれば、乱気流やアクシデントで食べ物や飲み物が服にかかってしまうこともあります。そんな時に、着替えがあればその場で汚れを落とせなくても安心です。
シワになりにくく小さく丸めて持ち歩けるような、荷物にならない薄手の着替えを一着持ち込むことをお勧めします。
3:機内で頼めるアイテム
ニュージーランド航空長距離路線の機内では、スナックや飲み物をタッチパネルのスクリーンで注文することができます。以前のように毎回客室乗務員を呼んで注文する必要はないので、気軽に頼める便利なシステムです。
エコノミークラスの場合数に限りはありますが、耳栓、アイマスク、歯ブラシなどのアメニティーもタッチパネルから注文することができます。全員分の搭載はしていませんので、どうしても必要な方はぜひご自身のものを機内にお持ち込みください。
高田あつこ
外資系CA面接アドバイザー・キャリアコーチ東京都出身。ニュージーランド航空でキャビンクルー採用面接官・チームマネージャーとして、また国際線乗務員として、合計13年のキャリアを積む。現在は、外資系エアラインのキャビンクルー志望者、外資系企業や海外就職を希望される方の、履歴書作成と面接準備をサポートするオンラインコースを運営。NZ在住歴22年、二児の母。
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