インクルーシブ社会 タカプナの心温まる味を発見

プロジェクト・エンプロイの創設者であるサラ・ダン・ホーア氏は、特別支援学校での教育経験から、障がいを抱える若者たちが学校卒業後に雇用を見つけることの難しさを痛感し、若者たちが充実した未来を築くために支援が必要だとの認識から、2021年にこの団体を設立した背景がある。

「オークランド・タカプナに位置するフローリッシュ カフェは、賑やかなショアシティに隣接し、いつも心地よい雰囲気で皆さんをお迎えします。月曜日から金曜日まで、広々とした空間で、美味しいコーヒー、香ばしいパイやスイーツを提供しています。」

2022年6月にオープンしたカフェは、障がいを抱える若者たちのニーズに合わせて設計され、ポジティブな変化をもたらすことに情熱を傾けている。カフェの入口は広くガラス張りで、自然光が豊富に差し込み、爽やかな雰囲気を演出。席同士の配置も絶妙で、センスある家具が選ばれており、そのデザインは研修生のニーズを考慮しながら、この配置は訪れる人々にも快適さをもたらし、相乗効果を生み出していると感じられる。

プロジェクト・エンプロイでは、神経多様な若者たちが、教育修了から雇用へのスムーズな移行となるための、重要なライフ・スキルや職業訓練を提供することで、若者たちがやりがい・働く楽しさを見つけ、働き続けられるようなサポート、それと同時に、地域の人々に目指すべき方向を示し、インクルーシブな感覚を育み、地域の企業と連携することを促進し、雇用に関する問題を取り除くことにも取り組んでいる。これにより若者たちに幅広い人生の選択肢が提供できる。

フローリッシュ カフェは、研修生に必要な雇用スキルを効果的に教えることに専念しており、チームワークや社交スキル、コミュニケーション能力、自己肯定感、学習意欲、前向きな態度、考察力、自己管理、回復力など高める技術を提供している。これらは、カフェでの実習の中心となるソフト・スキルであり、プロジェクト・エンプロイジョブコーチは研修生をサポートし、カフェでの実務経験を積み上げていく。研修生はカフェの運営に積極的に参加し、それぞれの瞬間を貴重な学びの機会と捉えている。

またここでは研修生と卒業生が最高の成果を収められるよう、雇用支援サービスも提供しており、卒業生が適切な仕事を見つけるサポートのため、プロジェクト・エンプロイは企業と連携し、長期的な雇用の持続性を確保している。2022年12月に第1期生が卒業し、全員が雇用を見つけたことは、大変喜ばしい成果だ。

このカフェは、神経多様を抱え、学習の支援を必要としている人々にとっての包括的な場所であり、地域コミュニティへの力強いサポートを提供している。ぜひフローリッシュ カフェを訪れ、彼らがスキルを磨きながら、彼ら自身が輝いている姿に、心が温かくなる体験をしてみてください。