観察と失敗は宝なり!?

園芸家が見つけた季節のたより 花と野菜と庭と LIFESTYLE

2022年11月号掲載

よくどうやってガーデニングの勉強をしたの?って聞かれる。まず植物の名前が難しく、呼び名がいくつもある。さらに性質が複雑すぎて覚えられない。太陽が大好きな植物もいれば、木陰が好きな植物もいる。温度が高いのが好きだけど、暑すぎるのは苦手だったり、水が大好きと思いきや、季節によってはあまり必要なかったりする。気になる植物があったら、ネットや本で探してみてもいいし、最近は名前がわかるアプリもあるから本当に便利な時代。じゃあ、それを踏まえて実際に我が家の庭にはどんな植物が合うの?ガーデン雑誌にある夢のような庭はどうやって作るの?何をどんな風に組み合わせて何株植えて…ああ、もう無理です!!ていうのがオチ。

庭に植物を植えるときのコツ

New Zealand rock lily
木の下にあるNew Zealand rock lilyを観察。 強い日差しや寒さで葉が傷まない事を発見!

まずは手っ取り早く、ガーデンセンターや花好きの友達に聞いてみても良い。でも一番オススメなのは、色々な庭を見にいくこと。近所の公園や庭だって良い。ここは一日中日差しが当たる?もしくは木陰?どんな植物と組み合わせている?どのくらい大きくなる?見ているうちに、その植物がどんな環境を好み、どのくらい成長して、どのくらいの間隔が必要か、が見えてくる。

ついでに手入れしている人がいたら、話を聞いてみても良い。一年
通して観察できれば、さらに良い。何を隠そう、私もそうやって日々植物研究している。でもね、失敗を恐れずにまずは植えてみるっていうのも1つの方法。失敗こそ最大の学び。思えば私も山ほど失敗してきた。人生の教訓は、ガーデニングにも然りなのだ。

Naomiさんとネコ先生
Naomi Goto Garrett
五嶋ガレット直美

日本でガーデンデザイナー、イラストレーターとして活動。
園芸雑誌や新聞へのコラム執筆、デザイナー向け講演も行う。
現在クライストチャーチ近郊に在住。

【ブログ】naomigarden8.com

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