家庭内暴力に悩んでいませんか?

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家庭内暴力とそれに起因する被害は、ニュージーランド国内の非常に多くの家族に影響を与え、悲惨な結果をもたらしています。 家庭内暴力を予防し、有効な対応をとることは、地域社会の福祉と安全を向上させる最善の手段であり、我々全員に果たすべき役割があります。

まず、ニュージーランドにおいて家族関係とは以下のものをいいます。

  • パートナー、配偶者、元パートナー、元配偶者
  • 祖父母、孫、甥、叔母、兄弟姉妹など、親戚も含めた家族関係者
  • フラットメイトやホストファミリーなど、普段同じ家に住んでいる者
  • 親しい個人的な関係者

家庭内暴力は警察にとって最優先事項であり、その事例数や被害に合う家族を減らすことが重要です。

警察はあらゆる機会を捉えて危害を予防し、加害、被害を共に減らすよう努め、他の機関・組織や地域パートナーとの協力のもと、家庭内暴力事件に対する迅速かつ効果的で一貫したアプローチに取り組んでいます。

©New Zealand Police

家庭内暴力は、以下のようなものが挙げられます。

  • 行動の制限や支配
  • 脅迫
  • 殺害の脅迫
  • 絞殺や窒息などの行為
  • 身体的または性的暴力
  • 嫉妬や独占欲
  • ストーカー行為

家庭内暴力が存在する家庭で暮らす子どもたちは、以下のような特徴がある場合があります。

  • 異常に怖がる
  • 無口で内気
  • 攻撃的
  • 行儀が異常に良い
  • 暴力や打撲の跡がある
  • 喜怒哀楽が激しい
  • 学校を休むことが多い

また、家庭内暴力を受けている被害者には以下のような特徴がある場合があります。

  • 異常に怖がる、または神経質になっている 
  • 周りから孤立している、または引っ込み思案になっている
  • 落ち込んでいる、または怒りっぽくなっている
  • 自信がない
  • 秘密を隠している
  • パートナーや配偶者の反応を気にしている

身近な方が家庭内暴力の被害者であると疑われる場合、以下のことを実践してみましょう。

  • 誰かが危険にさらされている場合は必ず警察を呼ぶ
  • 無料のヘルプラインに連絡をする(Shine: 0508-744-633)
  • 相手の話をよく聞き、真剣に受け止める
  • 何をすべきか指示はせず、時間がかかろうとも、本人に決断させる
  • アドバイスではなく、サポートをする

家庭内暴力には、身体的、性的、心理的なものがあります。プライベートな問題ではなく、犯罪です。
緊急の際は、111 番に通報願います。あなたの通報で救える命があるかもしれません。

身近なトラブルに関する問い合わせは
ニュージーランド警察(エスニックサービス)まで

遠藤 貴司 – Takashi Endo(Ethnic Liaison Officer)
E-mail: ethnicauckland@police.govt.nz

遠藤 貴司 - Takashi Endo(Ethnic Liaison Officer)
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