海と産みのストーリー
以前GekkanNZ webでもスペシャルインタビューをさせていただいた、女優でフリーダイバー福本幸子さんの『Water Baby』の続編である、長編ドキュメンタリー映画『Pacific Mother』が完成し、米アカデミー賞公認映画祭 Doc Edge Film Festival 2023にてワールドプレミア上映会が行われることになりました。
『Pacific Mother』は幸子さんがハワイ、タヒチ、クック諸島、ニュージーランドなど、太平洋上に浮かぶ島々で引き継がれる伝統的な出産と出会い、自分たちが望む”ポジティブなお産”を求めて実現していく女性たちの姿を捉えた長編ドキュメンタリー映画。
この作品では、現代社会で女性たちが直面する出産の問題や、女性たちが抱える願い、コミュニティや伝統と自然の重要性を、臨場感あふれる美しい映像で紹介しています。
『ラストサムライ』にも携わり、ニュージーランドの制作会社TŪTŪの創設者である小澤みぎわさんと、ベルリン国際映画祭での受賞歴もある東京を拠点に活動する山口晋さんの二人がプロデューサーとして参加した日本・NZ共同製作作品。
長編ドキュメンタリー映画『Pacific Mother』が誕生する瞬間をご報告させていただき、ここまで辿り着けたことに大きな喜びと共に深い感謝を申し上げます。
短編ドキュメンタリー映画『Water Baby』では伝えきれなかったことをお伝えしたく、この4年間私たちはコロナ禍にも負けず、海をこえて撮影を続けてきました。
『Pacific Mother』ではそれぞれの女性のバース・ストーリーを海のレンズを通してご紹介しています。
彼女たちのストーリーを通じて、誰もが知っている、けれども忘れがちなシンプルで大切な真実 “人も自然の一部” ー このことについて考えるきっかけになることを心から願っています。是非みなさまの心の眼で観ていただきたいです。
この映画はニュージーランド在住の日本人が手掛けて発信する初の長編ドキュメンタリー映画となるため、日本未公開のニュージーランド先行リリースとなります。
どうぞ映画が誕生する瞬間を一緒に見守ってください。
プロデューサー 小澤みぎわ
あらすじ
女優でフリーダイバーの福本幸子とフリーダイビング世界チャンピオンのウィリアム・トラブリッジ夫婦は、第一子の出産の際に、世界中の多くの親が直面する選択肢の少なさについて実感し、出産の制度について深く考えるようになりました。その事を綴った短編ドキュメンタリー『Water Baby』の成功に続き、マクレー監督は、ハワイ、タヒチ、クック諸島、ニュージーランドなど、太平洋地域の女性たちと幸子さんの関わりを追いドキュメンタリーを制作。彼女たちが織り成す物語を通して、この映画はコミュニティや伝統的な出産の重要性、そして地球を大切にすることと親子を育むことのつながりを探求しています。
“We are all connected parents, babies, ocean and the earth.
And when we forget that everything suffers”
– Sachiko Fukumoto –
Official website
https://www.pacificmother.org
Facebook
https://www.facebook.com/PACIFICMOTHERFILM/
Instagram
https://www.instagram.com/pacificmother_film/
上映開催スケジュール
● オークランド:6/3(土)16:45~
The Capital Cinema
610 Dominion Road, Balmoral, Auckland
● ウェリントン:6/8(木)18:00~
The Roxy Cinema
5 Park Road, Miramar, Wellington
【料】$25 / 学生証、ゴールドカード、コミュニティカードをお持ちの方$21
【Web】https://docedge.nz/films/pacific-mother/
上記のDoc Edge Film Festivalの公式ホームページよりチケットをご購入いただけます。
席数に限りがありますので、事前ご予約いただくことをおすすめいたします。
『Water Baby』
取材・文 Gekkan NZ