LOCAL / 2024年5月

Local オークランド・ウェリントン・クライストチャーチのカウンシルよりローカルニュースをご紹介! Monthly

芸術団体への支援

カウンシルは、地域芸術文化助成プログラムの一環として、オークランド市西部の二つの芸術団体に合わせて60,000ドルの助成金を支援した。ワイタケレではマオリの舞台芸術の場を設けることに資金を使う予定で、市議会議員シェーン・ヘンダーソン氏は、「予算が厳しい中でも、人々にインスピレーションを与えて、ポジティブな気持ちを生み出す活動を優先するということは私たちにとってとても重要だ。オークランド市西部は長い間芸術の中心地であり、今回の助成金は、マオリ文化へのより深い理解を広げるために重要な役割を果たすだろう」とコメントした。

カウンシルが芸術団体への支援
© Auckland City Council

DIY愛好家に嬉しいニュース

スネルズビーチにあるコミュニティリサイクルセンターを運営するLess. Waste Warkworth (Less)が、新たに建設および解体廃棄物の資源回収を開始した。Lessではリサイクル品の回収販売を行い、環境を保護するために何ができるかを学ぶための場として機能している。「古い建物から回収された材料がたくさんあり、生産終了になった特別なアイテムが見つかる場合もある。また、リフォームや断捨離の際には、再利用できる資材や家庭用品の回収サービスを行っているので、お気軽にお電話を」とマネージャーのマーク氏。都市の主な廃棄物の発生源は、建設、解体によるもので、このように再利用できる試みは、ごみ問題への解決の兆しとなるはずだ。

解体廃棄物の資源回収を開始
© Auckland City Council

南米、アジアとの貿易関係強化実現に向けて

オークランド市長のウェイン・ブラウン氏は、ブラジル、中国、インド、日本の航空会社、政府機関関係者との間で、貿易関係の強化に向けて協議の場を設けた。オークランドをアジアと南米の間の重要な航空・貨物ハブとして位置づけ、電子商取引、観光、教育・仲介サービスを促進することで、ニュージーランドの経済活性化を狙う。今回の会議では、航空会社、ニュージーランド政府との間でさらなる協議に発展させるための情報を提供するために、調査を進めることを決めた。市長は、「オークランドは、これらの経済大国を結ぶルートの一部になるべきで、すでにグローバル化した経済システムのハブとしての役割を果たしている」と述べた。

南米、アジアとの貿易関係強化実現に向けて
© Auckland City Council

フードロスキャンペーンを開始

ウェリントン副市長のローリー・フーン氏は、 Love Food Hate Waste NZプロジェクトが掲げる2030年までに家庭の食品廃棄物を50%削減するという目標を支持しており、新たな「Eat Me First」キャンペーンをカウンシルとして歓迎している。フードロスの主な原因は、消費期限や賞味期限が切れる前に食品が廃棄されていること。キャンペーンでは、Eat Me Firstステッカーによって視覚的にフードロスが経済、環境に与える影響を人々に認識させることが目的だ。ステッカーは、5月末まで無料で入手可能。ウェブサイトから注文するか、ポーネケの一部の地元の図書館やコミュニティ センター、および一部のウールワースの店舗で受け取ることができる。

フードロスキャンペーン「Eat Me First」を開始
© Wellington City Council

カロリの住民、新しい交差点開通を祝う

高齢者施設「Huntleigh Home and Apartments」の住民とスタッフは、新しく設置されたスムース歩道(車道から一段高く隆起させた横断歩道)の「正式開通」を祝うためのストリートパーティーを企画し、交差点で緑色のテープカットなどを行った。スピーチを行った入居者のヴァレリーさんは、「以前は、キャンベルストリートの急な縁石によって、車椅子でお店に行くことができなかった。新しい交差点のおかげでお店や公共図書館への行き帰りがはるかに簡単になった。私たちのためだけでなく、ベビーカーを押すお母さんや、毎朝と午後にこの道を横切る小学生たちのためにもなる。多くの人々の声のおかげだ」と改良された交差点の開通を喜んだ。

新しく高架化された交差点の「正式開通」を祝うためのストリートパーティーを企画
© Wellington City Council

より快適に移動できるように

ウェリントンで最も混雑する通勤ルートの1つであるソーンドン・キーの改善に向けたプロジェクトが進んでいる。バスの移動時間と正確性を向上し、より便利にするために、ピーク時のバスレーンを両方向に設置。また、これは中心街からガウランガとペトネまでを繋ぐ歩行者と自転車専用レーンの完成に向けた重要な一歩となる。これにより、より多くの人がハットバレーとウェリントンの間を安全に自転車で移動できるようになる。建設は 2025年6月までに完了する予定だ。

ウェリントンで最も混雑する通勤ルートの1つであるソーンドン・キーの改善に向けたプロジェクトが進んでいる。
© Wellington City Council

新しく復元された旧市議会議事堂

ウースターブルバード橋近くにある旧議事堂の復元作業が進んでいる。足場が取り外され、10年ぶりに外観の細部を鑑賞できるようになった。1887 年に完成し、カンタベリー地震で被害を受けた後、大規模な強化と修復作業が行われている。ニュージーランドでは初めての装飾的なクイーンアン様式の建物だった。現在、「アドベンチャー・ブック」オーナーのビル・ナイ氏と協力し、南極文学作品、雑誌、地図をメインに扱う図書館を設立する計画がある。修復にあたり、多くの課題もあったが、当時使用されていた赤レンガを、地元の会社が昔の写真などの資料を元に再現したという。2024年後半に段階的に開館する予定だ。

旧議事堂の復元作業が進み、足場が取り外され、10年ぶりに外観の細部を鑑賞できるようになった。
© Christchurch City Council

フィードバック、前回より遥かに超える

カウンシルに、今後10年間の予算に関して市民からおよそ7,000件のフィードバックが寄せられた。意見書からは、バンクス半島とクライストチャーチが直面している問題への関心の強さがわかったという。さらに、余剰のカウンシル所有地の売却、ヤルドハースト記念館の寄贈、訪問者の宿泊料金の変更などの市の提案が支持されていること、一方で市内の主要な公園の駐車料金の有料化、自転車道への予算支出、料金の値上げに関しては様々な意見が寄せられた。今後の議会で再度検討され、6月に最終決定が行われる予定だ。

クライストチャーチ・カウンシルに、今後10年間の予算に関して市民からおよそ7000件のフィードバックが寄せられた。
© Christchurch City Council

新しいリサイクルルール、再度確認

2月に政府がリサイクルに関するルールを全国で統一したことにより、歩道に設置しているゴミ箱での分別、何を黄色のリサイクルボックスに入れるべきか否かについて住民らの間で混乱が生じている。例えば、ピザの箱の場合、食べかすなどが残っていない空の箱の場合は、リサイクルボックスへ、段ボールに油が付いているのは問題ないが、ピザの箱にチーズやソースが付いている場合は、赤い箱に入れる必要がある。細かい変更点については、こちらで確認できる。

新しい廃品回収ルール、再度確認
© Christchurch City Council

情報提供:Auckland City Council / Christchurch City Council / Wellington City Council

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