政府は11月24日、来年以降の国境再開に向けたタイムラインを発表した。この発表は、国境再開を待ち望んでいた人々にとって大きな朗報となった。国境再開は、以下の3段階で行われ、対象者と対象国が徐々に拡大される。対象者にはMIQ(管理隔離)が免除されるが、その代わり7日間の「自宅隔離」が課される。
第1段階 1月16日午後11時59分から、ワクチン接種完了済みの自国民と永住権者またはその他の有資格者を対象に、豪州からの入国に限りMIQを免除する(過去14日間をNZまたは豪州に滞在していることを要する)
第2段階:2月13日午後11時59分から、ワクチン接種完了済みの自国民と永住権者またはその他の有資格者を対象に、ハイリスク国を除く各国からの入国についてMIQを免除する。
第3段階:4月30日から、ワクチン接種完了済みの外国人の入国においてMIQを免除する(ビザカテゴリーにより段階的に実施される可能性あり)
*上記対象者は、出発前の陰性証明、ワクチン接種証明、渡航歴の申告、到着時とその翌日および7日間の自宅隔離終了前の検査が必要だ。
ビジネス関係者らの中には、この発表を歓迎しつつも「遅すぎる」、「自宅隔離7日の必要性が疑問」との声もある。国境再開に踏み切った他国では、自宅隔離を課さない国もあるからだ。その一方、防疫関係者らは、先行する国々の事例から、新型コロナの感染リスクが増大する可能性を指摘している。
<参照>(英語原文)NZ政府発表
https://www.beehive.govt.nz/release/reconnecting-new-zealand-%E2%80%93-next-steps