1月17日の朝、NZ空軍の哨戒機P-3Kオライオン1機が、オークランド基地を離陸してトンガに向かった。同機は、15日午後に海底火山の大噴火とそれに伴う津波に見舞われたトンガの被害状況を調査し、必要な支援を行うための情報収集を行う。政府はすでに災害救援に能力を発揮するNZ海軍の多目的艦「カンタベリー」か2019年に配備された多目的支援艦「マナワヌイ」を派遣する方向で準備に入っている。
海底ケーブルが不通になっためニュージーランド在住のトンガ国民は、親族の安否を確認できずに不安を募らせた。2018年のセンサスによれば、国内在住のトンガ国籍者は8万2389人でさまざまな産業に就労している。トンガ出身のラグビー選手が複数在籍するナショナル・ラグビー・リーグ(NRL)のウォリアーズでは支援の動きが出ている。
アーダーン首相は、情報の収集を急ぐとともに、当面の緊急支援として50万ドル支出を決定し、さらに追加支援もありうるとした。
<参照> RNZ News(英語原文)
https://www.rnz.co.nz/news/national/459667/tonga-eruption-nz-air-force-plane-leaves-for-reconnaissance-flight-to-assess-damage