オミクロン株の市中感染を想定した対策が必要

ブルームフィールド保健局長は、1月18日朝のニュース番組で、新型コロナウイルスのオミクロン株対策のために現行の「信号機システム」を微調整するか検討中であり、近日中に発表すると述べた。

同長官は「デルタ株の市中感染が抑えられているのは、現行の信号機システムが有効に機能している証拠」だと説明したが、その一方「ワクチンを2回接種済みであっても、オミクロン株に対しては有効な防御にならない」と述べ、3回目の追加接種と子どもへのワクチン接種を進めることが重要だとした。

1月15日にオークランドのMIQ(管理隔離施設)関係者のオミクロン株感染が判明し、該当者が利用したバスや立ち寄り先が公表されている。この濃厚接触疑い者の3分の2にあたる43人の検査結果が1月17日に発表されたが、すべて陰性だった。

ブルームフィールド長官は、このケースで市中感染が広がる可能性は低いとしつつ、MIQでは日常的にオミクロン株感染が発覚している状況では、市中感染が起こるのは時間の問題だと述べた。

アーダーン首相は、従来株より感染力が強いオミクロン株の市中感染が生じた場合は、「信号機システム」で高規制状態となる「赤」を適用する意向を示している。

<参照> RNZ News
https://www.rnz.co.nz/news/national/459735/traffic-light-system-may-need-strengthening-or-adjusting-in-face-of-omicron-bloomfield

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