オタゴ地方の卵養鶏場で高病原性の鳥インフルエンザH7N6型が確認された。
このウイルスはニュージーランドの野生鳥類に既に存在する低病原性の鳥インフルエンザからの変異株と見られており、地元の野鳥との接触により感染したと考えられている。H7N6型は世界的に懸念されているH5N1型とは異なり、野生動物への影響は少なく、迅速な根絶が可能と見られている。バイオセキュリティ当局はこの養鶏場からの動物、設備、飼料の移動を厳しく制限している。
養鶏場では、感染拡大を防ぐため、鶏の殺処分を進めるとともに、養鶏場の周囲10キロの緩衝地帯も設けている。
現在のところ、他の養鶏場では異常が報告されておらず、人間の健康や食品安全には問題はないとされている。